ゆで卵・目玉焼き・出汁巻き・オムレツ・スクランブルエッグなどいろんな調理方法で楽しめる食材が「卵」です。
しかし昔から「卵」と表記されていたり「玉子」と表記されていたりしますよね。
これって何がどうちがうのでしょうか?
今回はその「卵」と「玉子」のちがいについて解説したいと思います。
こんばんは!たかぼんブログドットコムのたかぼんです。
はてなブログを開設してから397日・380記事目・322日連続の投稿になります。
【目 次】
結論:あいまいで明確な使い分けはない
日本人だけでなく世界各国の人々が好きな食材、ご飯のおかずだけではなくお弁当にもサンドイッチにもスイーツにも使われる誰もが大好きな食材「卵」。
「卵」と「玉子」の標記なのですが実はどっちが正しいのでしょう?
あいまいで明確な使い分けはありませんが、一般的に「生物学」的には「卵」と標記し食材として調理してあるものを「玉子」と標記されていることが多いです。
調理済でも魚など鳥以外の場合は「卵」と標記
ただし調理されていても魚など鳥以外のものでは「玉子」とは標記されずに「卵」と標記されます。
例えば「キャビア」は「チョウザメの卵」で「イクラ」は「鮭の卵」です。
食材でなくても鶏の「卵」の場合は「卵」ではなく「玉子」と標記されることも多くあります。
「卵」と「玉子」の漢字の歴史
「卵」という文字をよく見てください。2つの殻の中にそれぞれに点が一つずつ入っています。
これは複数に連なった魚や虫などの卵のことを意味しています。
中の点はこれから孵化する子供だと言うことです。
なので「卵」という文字はこれから孵化する子供を描いた生物学的な文字だということが伺えます。
一方「玉子」という文字にも歴史があります。
平安時代には卵のことを「殻子(かいこ)」と呼ばれていました。
しかし「殻子(かいこ)」と「蚕(かいこ)」との区別がつきにくいことから室町時代には「玉の子」と呼ばれ「玉子」と言われるようになりました。
これは丸い殻から生まれてくる子という意味で「玉の子」と呼ばれたようです。
まとめ
鳥以外の魚や虫の場合は「卵」と標記されます。
しかし「鳥の卵」の場合はその形が丸いところから「玉子」と標記されたり「生卵」のように「卵」とも標記されることもあります。
お寿司のネタは「玉子」と書かれますが、料理のレシピには「卵」と書かれています。
「玉子丼」を「卵丼」と書かれていると「生卵」が乗っているような気がしませんか?
また「卵かけご飯」を「玉子かけご飯」と書かれているとご飯の上に「玉子焼き」でも乗っかってるのかなという気がしませんか?
基本的には調理された卵を「玉子」と標記され生の卵を「卵」と標記されていることが多いです。
「医者の卵」のように何か別のものに置き換えて表現する時も「卵」を使い「医者の玉子」とは書かれることはありません。
しかし明確なちがいはなくあいまいなところが多くあります。
「ゆで卵」を「ゆで玉子」と書かれたり「玉子焼き」を「卵焼き」と書かれることもあり、必ずしも明確な定義はありません。
あいまいではありますが「生は卵」で「調理されたら玉子」という表現が多いという程度に考えていればいいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝いたします。
少しでもあなたのお役に立てたらうれしいです。
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