「つくる」という漢字には「作る」と「造る」と「創る」の3種類が思い当たると思います。
このように読み方は同じでも異なる漢字を使うことを同訓異字(どうくんいじ)と言います。
では「作る」と「造る」と「創る」にはどのような意味があり、どう使えば正しい日本語になるのかを明確に答えられる人は意外と少ないと思います。
というわけで今回は「作る」と「造る」と「創る」の違いについて解説させていただきたいと思います。
読めばスッキリとするのでご参考にどうぞ。
こんばんは!たかぼんブログドットコムのたかぼんです。
はてなブログを開設してから486日・469記事目・411日連続の投稿になります。
「作る」とは?
「作る」は「つくる」と読む文字の中で最も一般的に使われている漢字です。
「作」という字は人が刃物で木の枝を取り払っている様子を描いている象形文字からできています。
「料理を作る」や「書類を作る」・「プラモデルを作る」など「比較的小さなもの」や、もしくは「組織を作る」や「規則を作る」・「チャンスを作る」・「曲を作る」などのように大きさに関わらず「無形のもの」や「抽象的なもの」に用います。
「造る」とは?
「造る」は「建物を造る」や「船を造る」・「車を造る」・「道路」を造るなどのように「有形で比較的大きなもの」に用います。
また「酒を造る」や「味噌を造る」・「ハムやソーセージなどを造る」などのように工場などで「醸造」や「製造」するもにも「造る」を用います。
「弁当」などは手でつくったものであれば「手作り弁当」で「作る」を用いますが、工場などで大量生産されたものは「製造」なので「造る」が用いられます。
「創る」とは?
「創る」は「新たな時代を創る」や「新たな流行を創る」・「新しいアイディアを創る」などのように今までに誰もつくったことがないものをつくる場合には有形無形に関わらず「創る」が用いられます。
ただし「常用漢字表」には「創る」という訓読みがないため「公用文章」には「創る」は使用せず「作る」または「造る」を用います。
「創立記念日」や「創作料理」など「創」という字は音読みで「そう」と読みます。
「学校や会社の建物」をつくるのならば「造る」を用います。「学校や会社の組織」をつくるのならば「使用文章」であれば「創る」を用い「公用文章」であれば「作る」を用います。
まとめ
この記事では「作る」と「造る」と「創る」の違いについて解説をさせていただきました。
- 作る:小規模なものもしくは大きさに関わらず無形なものをつくる場合に使う
- 造る:大規模で有形なものをつくる場合にのみ使う
- 創る:有形無形に関わらず新しく初めてつくる場合に使う(常用外の読み方)
「作る」と「造る」と「創る」の違いについてご理解していただけましたでしょうか?
意味がはっきりわかるとスッキリとしますよね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝いたします。
少しでもあなたのお役に立てたらうれしいです。
ではまた!
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