「しらたき」も「糸こんにゃく」もすき焼きや煮物をした時に大人も子供も大好物ではないでしょうか?
しかし「しらたき」と「糸こんにゃく」って何がどうちがうのかを明確に説明できる方はそう多くはいないと思います。
そこで今回は「しらたき」と「糸こんにゃく」について詳しく調べてみたので最後までお付き合いよろしくお願いいたします。
こんばんは!たかぼんブログドットコムのたかぼんです。
はてなブログを開設してから412日・395記事目・337日連続の投稿になります。
【目 次】
タップできます
色で分けているの?
「こんにゃく」とは「里いも」の仲間の「こんにゃくいも」の球茎を粉末にして加工したものです。
ちなみに白いものが「しらたき」で、黒い斑点があるものが「糸こんにゃく」だと思われている方も多いかと思いますがそうではありません。
こんにゃくは江戸時代から作られていましたが、昔のこんにゃくは生のこんにゃくいもが使われていて、こんにゃくいもの皮やアクが入って黒い色がついていました。
今では進化したこんにゃく製粉で作ることができるので、色のついていない白いこんにゃくが作れます。
昔のような黒いこんにゃくの雰囲気を演出するために、現在では海藻の粉末をあえて加えて黒っぽいこんにゃくを作っています。
なので江戸時代のしらたきや糸こんにゃくは皮やアクが混じっていたので両方とも黒かったのが正解になります。
それであればどうやって「しらたき」と「糸こんにゃく」のちがいを見分けるのでしょうか?
「製造方法」のちがい
しらたきも糸こんにゃくも江戸時代に誕生したものなのですが、しらたきは主に関東で作られていて糸こんにゃくは主に関西で作られていました。
そして関東と関西の製造方法が違っていたのです。
関東のしらたきはまだ固まり切っていないこんにゃくを円筒の細い穴からところてんみたいに押し出して茹でて固めます。
この工程でこんにゃくが水しぶきを上げる白い滝のように見えることから「白滝」と名付けられたのです 。
一方関西の糸こんにゃくは固まったこんにゃくを細く切って糸状にするから糸こんにゃくと名付けられ、また固まったこんにゃくを型をとおして突き出したものを「突きこんにゃく」とも呼ばれています。
このような製造方法のちがいから、しらたきは2~3mmくらいの太さのものが多く、糸こんにゃくは4~8mmくらいの太さのものが多くなっています。
現在は「地域による呼び名のちがい」だけ
現在ではしらたきや糸こんにゃくの製造方法のちがいはなくなっています。
そして太さによって呼び分けられることもなくなっています。
しかし昔ながらのなじみ深い呼称だけが残っている状態です。
関東で製造されたものや関東で販売されているものは「しらたき」ということが多く関西で製造されたものや関西で販売されているものは「糸こんにゃく」ということが多くなっています。
現在の「しらたき」と「糸こんにゃく」のちがいは、「地域による呼び名のちがい」だけしかなのです。
まとめ
「こんにゃく」は江戸時代から「こんにゃくいも」を使って作られていました。
昔は皮やアクも入っていて黒っぽいこんにゃくしかできませんでした。
「しらたき」と「糸こんにゃく」のちがいはその当時の関東と関西での作り方のちがいから名付けられました。
関東では固まり切る前のこんにゃくを円筒の細い穴からところてんのように押し出してから茹でて固めていました。その工程で白い滝のように見えることから「しらたき」と名付けられました。
関西では固まったこんにゃくを細く糸状に切っていたことから「糸こんにゃく」と名付けられました。
今ではこんにゃく製粉で白いこんにゃくが作ることができますが、演出で海藻の粉末を入れて黒いこんにゃくも作られています。
そして今の「しらたき」と「糸こんにゃく」のちがいは製造方法のちがいや太さのちがいではなく「地域による呼び名のちがい」だけが残っている状態です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝いたします。
少しでもあなたのお役に立てたらうれしいです。
ではまた!
はてなブログの方は
読者登録をお願いします(^_-)-☆
▼今すぐTwitterのフォローをする▼
▼ブログランキングに参加しました▼
▼この記事を今すぐSNSにシェアする▼