関西の人にとってシカと言われると奈良公園にたくさんいるシカを思い出して親しみのある動物だと思います。
またクリスマスにサンタクロースのソリを引いているトナカイも子供の頃から親しんでいる動物だと言えます。
しかしトナカイとシカってどこか似ているように思いませんか?
そしてトナカイとシカのちがいって何なのでしょう?
トナカイとシカのはっきりとしたちがいを明確に答えることができる人はかなり少ないのではないでしょうか?
今回はそんなトナカイとシカのちがいについて調べてみたので解説したいと思います。
こんばんは!たかぼんブログドットコムのたかぼんです。
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シカとは?
シカとはシカ科シカ属の動物のことで日本では主にニホンジカのことを指しています。
シカの体長は90cmから190cmとトナカイよりも小柄です。
シカの毛色は夏は茶色で白いブチ模様があり冬は灰色の長い体毛になります。
シカの特徴はオスに角が生えるところです。メスには角は生えません。
トナカイやシカは偶蹄目(ぐうていもく)と言って、蹄(ひづめ)が2本ありウシやヤギ・ヒツジ・キリンなどと同じ分類になります。
また奇蹄目(きていもく)と言って蹄が1本の動物にはウマやロバ・シマウマ・サイなどがあります。
トナカイは北欧などで昔から家畜化にされています。しかし日本ではニホンジカを家畜化にはしていません。奈良公園のシカも家畜ではなく半野生のシカになります。
日本ではなぜシカを家畜にしなかったのかというと、日本人は古来よりシカを神格化してきた一面があったからかも知れません。
トナカイとは?
トナカイとはシカ科トナカイ属の動物でシカの仲間と言えますが、品種はトナカイ1種類のみです。
トナカイの体長は120cmから220cmでシカよりも大柄です。
トナカイの毛色は夏は褐色なのですが冬は灰色の長い体毛になります。
冬になるとトナカイもシカもともに灰色の長い体毛になるので毛色だけではトナカイとシカの区別がつきにくいと言われています。
シカとの共通点は蹄が2本ある偶蹄目で蹄が2本あることと、角が生えるところなのですが、シカとちがってトナカイはオスにもメスにも角が生えます。
オスは春に角が生えてきて秋から冬に抜け落ちます。メスは秋から冬に角が生えてきて春から夏に抜け落ちます。
オスは角が生えて別のオスと競ってメスを獲得して子孫をつくります。そのため繁殖期に向けて春に角が生えるようになっています。
メスは子育てのために極寒の厳しい冬に母子ともに食べていくために角で雪をかいてトナカイゴケを親子分採取して生き抜いていきます。そのために冬に角が生えてくるというわけです。
トナカイとシカの大きなちがいは角にある
トナカイとシカの一番大きなちがいは角にあると言えます。
シカはオスだけに角が生えるのに対してトナカイはオスにもメスにも角が生えます。
これはトナカイの生息している北極の周りの極寒の厳しい冬を母子ともに生き抜いていくために役立っています。
そしてトナカイの蹄はシカとちがって大きくて平たい形をしています。これはトナカイがたくさん積もった雪の道でも雪で湿ってぬかるんだ道でも平気で歩くことができるようにできています。
まとめ
トナカイとシカのちがいについて解説してきました。
英語でトナカイは"Reindeer"と言いシカは"Deer"と言います。"Reindeer"を直訳すると手綱のシカになります。
サンタクロースも手綱でソリを引いているトナカイをあやつっていますよね。
トナカイの角が生える期間から考えるとクリスマスにサンタクロースのソリを引いているトナカイはメスなのかなと思ってしまいます。
しかしサンタクロースのソリを引いているトナカイは赤鼻のドルフを含めて6頭がオスで残りの3頭だけがメスです。
去勢されたオスのトナカイは冬でも角が落ちないらしいので、サンタクロースのソリを引いているオスのトナカイは、去勢だったという説もあるようです。
どっちでもいいお話のように思いますが面白いお話ですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝いたします。
少しでもあなたのお役に立てたらうれしいです。
ではまた!
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