一口に「め」と言っても、一番最初に思い浮かぶ漢字は何と言っても「目(め・ま・モク・ボク、eye)」ではないでしょうか?
「眼(め・まなこ・ガン・ゲン、eyeball)」も「瞳(め・ひとみ・ドウ、pupil)」も「め」と読めますが「目」に比べれば使う範囲はあまり広くないと思います。
今回は「目」と「眼」と「瞳」の使い分けの方法について調べてみました。
最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
こんばんは!たかぼんブログドットコムのたかぼんです。
はてなブログを開設してから409日・392記事目・334日連続の投稿になります。
【目 次】
「目」という漢字はとても広い意味で使われている
「目」という漢字は「目玉」や「目頭」・「目じり」・「まぶた」などのことを指す広い意味を持つ感じです。
要するに顔のパーツとしての「目玉」も「目頭」も「目じり」も「まぶた」もひっくるめたものが「目」ということになります。
さらに「目線」「目的」「目撃」「目当て」「目利き」「目測」「注目」「目力」など「目」という漢字はとても広い範囲で使われています。
それだけ「目」は「目玉」だけではないという意味があります。
「目玉」という漢字には「目」の「玉」のことを指すほかにも、「目玉商品」や「超目玉」というふうに注目をよせるための言葉としても使われます。
また「サイコロの目」や「台風の目」・「魚の目」など丸いものを指している場合もあります。
さらに「3日目」や「項目」・「筋目」などの区別する境を表す表現でも「目」は使われています。
これは「目」という漢字が「目玉」以外にも「目じり」や「目頭」・「まぶた」までを「目」の周りを表す広い意味の漢字だということがこのように意味合いでも広く用いられる原因になっているのではないのでしょうか?
「眼」という漢字は主に「眼球」のことを指している
同じ「め」でも「眼」という漢字は医学的や学術的に「眼球」だけを意識した漢字だと言うことが理解していただけるのではないかと思います。
なので日常会話の中ではあまり使われることはない漢字です。
「眼鏡」「双眼鏡」「眼科」「眼圧」など「眼球」と関係のある言葉ばかりが出てきます。
「眼」は専門的な分野での言葉として使われることが一般的に多いと言えます。
「メガネ」を「目鏡」と書かずに「眼鏡」と書くのは「眼球」の視覚機能を良くするためのものだから「眼鏡」と書かれるのです。
「瞳」は「眼球」の中の「瞳孔」のことを指しているがそれだけではない
医学的や学術的に説明すると「眼球」は白い部分と黒い部分の全体のことを指していますが、「瞳」とは「眼球」の中の黒い部分の「瞳孔」のことだけを指しています。
しかし「瞳」は医学的や学術的には「瞳孔」のことを指していますがもっと広い意味でも使われています。
例えばロマンティックな感情を引き出す時に「瞳」という漢字が使われることが結構多いと思います。
「瞳を閉じて」や「君の瞳は・・・」・「まっすぐな瞳で・・・」などのように情感がこもった表現やロマンティックな表現をする時には「瞳」という漢字を使います。
なので医学的や学術的な「瞳」=「瞳孔(黒目)」だけのことではおさめられない漢字だと言えます。
そこらへんの日本語のあいまいさが楽しい表現やロマンティックな表現になっているのだと筆者は考えています。
まとめ
「目」も「眼」も「瞳」もみんな「め」と読めますが、使い方や表現の範囲がみんなそれぞれのちがいがあり、「目」そのものだけではなくいろんな意味合いが含まれています。
医学的には「瞳」<「眼」<「目」となり、
- 「目」は「目元全体」のこと
- 「眼」は「目」の中の「眼球」だけのこと
- 「瞳」は「眼球」の中の「瞳孔(黒目)」だけのこと
医学的にはこうなっていますが、言葉の使い方はやはり医学上のことだけではおさまっておらず、面白い表現や情感を伝える漢字になっていてとても面白いなと感じました。
意味が混乱しがちですが、意味を理解して言葉の使い分けができる方は「目利きができる方」だと言えるのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝いたします。
少しでもあなたのお役に立てたらうれしいです。
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