こんにちは!たかぼんブログドットコムのたかぼんです。
コーヒーの香りっていつかいでもいい香りがしますよね。コーヒーって苦いからかお子様にはあまり人気がないのですが、年齢を重ねるごとに人気が高まってくる飲み物なのです。
2020年に全日本コーヒー協会の発表によりますと、1人1週間あたりに飲むコーヒーの杯数は次のような結果が出ています。
年齢別 1人1週間あたりの杯数(2020年) | ||
---|---|---|
年齢別 | 男 | 女 |
中・高校生 | 2.88杯 | 1.78杯 |
18~24歳 | 6.46杯 | 3.29杯 |
25~39歳 | 10.90杯 | 8.42杯 |
40~59歳 | 13.76杯 | 13.70杯 |
60歳以上 | 14.51杯 | 13.48杯 |
【目 次】
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- コーヒーの歴史
- インスタントコーヒーよりドリップコーヒーがオススメな理由
- コーヒーを飲むメリット12選
3-1.ダイエット効果
3-2.リラックス効果
3-3.抗酸化物質がとても多い
3-4.血行促進効果
3-5.カフェインの覚醒効果
3-6.消化の促進
3-7.糖尿病リスクの低減
3-8.うつ病の予防
3-9.コーヒーでキン肉マンになれる
3-10.肝臓に良い
3-11.二日酔いに最適
3-12.アルツハイマーの予防 - まとめ
コーヒーの歴史
コーヒーの起源は6~9世紀にかけてエチオピアからイエメンに伝わったとされ、コーヒーの実はバンと呼ばれていました。
当時、医師のラーゼが乾燥した実を砕き、水に浸したものをバンカムという薬として患者に与えていたという文献が残されていて、コーヒーはその昔、薬として扱われていました。
イスラムでは夜間も宗教儀式を執り行う修道僧が珍重し、門外不出の秘薬として扱われていました。
この頃はまだ今みたいに焙煎もしないで生のまま煎じて飲んでいたようです。
豆を焙煎し始めたのは13世紀以降のことで、門外不出としていたコーヒー豆が、中東からヨーロッパへ広まって、一般信者も飲むようになってからのことです。
コーヒー豆を砕いて飲むようになったのは、西暦1450年頃で、ペルシャコーヒー豆だったと言われています。
それではコーヒーが日本に入ってきたのはいつ頃なのでしょうか?
コーヒーが日本に入ってきたのは意外と古く、1640年の江戸時代でその当時の日本は鎖国をしていたのですが、日本で唯一世界との交流が許されていた場所である長崎の出島に駐在するオランダ商人によって広められたと言われています。
ただ当時コーヒーを口にできたのは、彼らと接触することができた役人・商人・通訳・遊女と限られた人たちだけでした。
コーヒーが本格的に広まりだしたのはそれから約200年後の1826年、長崎出島に来日したオランダ人医師のシーボルトだったそうです。
シーボルトと言えば日本地図や家紋などを国外に持ち出して国外追放になった人でもあります。
長年の交流がありながら異国の文化が浸透していないことを心配したシーボルトは、自分の著書である「薬品応手録」でコーヒーの飲用を勧めたのです。その時もコーヒーは健康長寿に効果的な良薬であることをアピールしていました。
こんなに昔の時代からコーヒーは健康にいいと言われてきたのということは、すごいことだなとコーヒー好きの筆者は感じてしまいます。
インスタントコーヒーよりドリップコーヒーがオススメな理由
一般的なインスタントコーヒーの作り方は下記の通りです。
- 焙煎
- 抽出
- 濃縮
- 乾燥
この4つの工程を踏んで粉状のコーヒーの粉ができあがります。
そしてこの粉にする時の方法も下記の2種類あります。
- スプレードライ製法
- フリーズドライ製法
上記の2種類の作り方があります。
スプレードライ製法の作り方は濃縮したコーヒーの液を霧状に噴霧し、熱風により水分を蒸発させてコーヒーの粉を作る方法です。
この方法だと抽出→濃縮→乾燥の、焙煎以外に合計3回もコーヒーが粉になるまで熱を加えることになります。
ただこの方式の特徴は、大量生産がしやすいことに加え、コストが低くすみ、粉が細かいという特徴になっています。しかし3回も熱を加えることで、風味が弱くなっていることと、有害物質であるアクリルアミドが多く含まれることがデメリットになっています。
アクリルアミドとは、120度以上でものを加熱した時に出る、発がん物質と言われているものです。
インスタントコーヒーはドリップコーヒーの2倍から3倍のアクリルアミドが含まれているので、できればドリップコーヒーを飲むことがオススメです。
次にフリーズドライ製法の作り方ですが、こちらは濃縮させたコーヒー液を氷点下40度前後の低温で凍結させて、真空状態にして水分を抜くという方法です。
こうすると氷の結晶があった部分はそのまま空間として残って大粒の粒子ができます。
この製法ですと低温処理をするのでコーヒーの香りがよりよく保存されるし、アクリルアミドもスプレードライ製法よりも少なくてすみます。
インスタントコーヒーを選ぶ場合は、フリーズドライ製法のものを選んだ方が、香りも豊かで体にも良いということになります。
しかしフリーズドライ製法のインスタントコーヒーを選んだとしても、凍らすまでに抽出→濃縮の焙煎以外に2回にわたって熱を加えているので、香りの面でドリップコーヒーには劣ってしまいます。
それと決定的に違うのが、若さを保つと言われているポリフェノールの量の違いです。
ドリップコーヒーはインスタントコーヒーに比べて、そのポリフェノールが約5倍も含まれています。
インスタントコーヒーは加工段階でどうしてもポリフェノールが失われてしまいます。
このポリフェノールがあるからコーヒーが健康にいいとされる理由の一つなのです。
16年の追跡調査をしたところ、ポリフェノールを多く摂ると、死亡率が下がるという研究結果も出ています。更に心疾患や消化器疾患にも効果があると言われています。
コーヒーを飲むメリット12選
1.ダイエット効果
コーヒーにはカフェインが入っていますが、カフェインは脂肪の分解を促進する酵素であるリパーゼを活性化する作用があります。
さらにカフェインは自律神経に働きかけて交感神経を刺激しエネルギーの消費を高めてくれるのです。具体的には体内の新陳代謝を3~10%促進させる働きがあります。
なので運動する20分から30分前にコーヒーを飲むことで、血中の脂肪酸濃度が上昇して脂肪が燃焼しやすくなります。
それともう一つコーヒーにはクロロゲン酸という物質が含まれていて、これもダイエット効果の促進を手助けしています。
クロロゲン酸は脂肪を燃焼させて、エネルギーに変換するミトコンドリアを、活性化させる働きがあります。その結果、脂質の消費を促進して体脂肪を低減させることができます。要するにカロリーが燃えやすく痩せやすい体質になるわけです。
2.リラックス効果
これは本当に実証されているもので、コーヒーの香りを嗅ぐと、右脳の情緒部分が刺激されて、アルファー波が出て、リラックスできるのです。
実際に数種類のアロマを嗅いだ時に、どのアロマが最もリラックスさせるのかを調べた実験では、コーヒーが一番効果が高いことがわかっています。
3.抗酸化物質がとても多い
コーヒーの抗酸化物質はすごく強力なことがわかっていて、普通の野菜の約1,000倍とまで言われています。さらに液体であるコーヒーの方が野菜より吸収率も高いのです。
この抗酸化作用には肌の老化によるシミやたるみを予防する効果もあります。そして先ほど書いたクロロゲン酸には、ポリフェノールがたっぷり含まれていて、紫外線からできるシミを予防し、毛穴を引き締めて目立たなくする効果もあります。
さらに抗酸化物質には生活習慣病やがんの予防効果や、「活性酸素」を抑えるアンチエイジング効果があります。これにより口腔がん・乳がん・肝臓がん・前立腺がんにかかる可能性が低くなることまで研究されています。
4.血行促進効果
コーヒーにはカフェインの他にナイアシンという物質が含まれています。これには血液の流れを良くする効果があると言われていて、代謝が良くなることが期待できます。
このことで、冷え性や肩こりの改善・動脈硬化の予防・むくみを解消する効果があると言われています。
5.カフェインの覚醒効果
カフェインが交感神経を刺激して、血行を促すことで脳が覚醒します。でもコーヒーを飲んでこの効き目が出てくるまでに1時間程度かかるから、眠くなる1時間くらい前に飲むことをオススメします。
6.消化の促進
欧米ではよく食前にも食後にもコーヒーを飲まれる方が多いのですが、あれは理にかなっていると言えます。
欧米食は油ものが多いことから、コーヒーを飲んでから胃酸を出やすくしてあげて食事を摂ります。そして食後にもう1度コーヒーを飲んで消化を促すのです。
こうすることによって消化の促進を促し便秘の改善にもなると言われています。
7.糖尿病リスクの低減
国立国際医療研究センターの調べによると、40~69歳の日本人5万6,000人を対象とした研究では、コーヒーを1日に3~4杯飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて2型糖尿病を発症するリスクが、男性で17%・女性で38%低下することがわかったのです。
この効果はポリフェノールやカフェインを含む紅茶やウーロン茶を飲む習慣のある人には見られなかったのです。
面白いこともわかっていて、コーヒーにはストレスに反応して分泌されるコルチゾールの活性化を妨げたり、ストレスによる血圧上昇を鈍らせたりする作用があるとの報告もあるのです。
はっきりとしたことはまだ研究中みたいなのですが、ストレスが糖尿病のリスクを45%も増加するということがわかっているみたいです。
ストレスの影響を緩和する作用がある可能性があるコーヒーには、糖尿病のリスクを下げるような独自の効果があると言われています。ちなみに日本人の90%はこの2型の糖尿病です。
8.うつ病の予防
ちなみに日本人の15人に1人がうつ病だと言われています。特に最近はコロナの影響でうつ病になる人が増加傾向になっています。
アメリカ・ハーバード公衆衛生大学院による研究によると、アメリカ人女性5万人を10年間追跡した結果、コーヒーを1日に4杯以上飲む女性のうつ病リスクがなんと20%も減少することがわかっています。
コーヒーにはドーパミンの分泌を促す作用があって、このドーパミンはやる気・モチベーション・意欲向上などに影響を与えるのです。
うつ状態においてはドーパミン機能が低下していることが多いのですが、コーヒーのカフェインがこのドーパミンを促すことで、うつ病に効果が出るという研究結果が出ています。
9.コーヒーでキン肉マンになれる
これもカフェインの働きによるものなんですが、カフェインは筋肉の収縮を助けるだけではなく、脳内で神経系の働きに対するストッパー作用があるアデノシンという物質を抑制するため、集中力が高まったり筋肉の疲労感を遅らせたりする効果があります。
これによっていつも以上に高いパフォーマンスが出せるのです。実際アスリートの74%がカフェインを摂取したトレーニングをしているのです。
10.肝臓に良い
特にアルコールをよく飲む人は、コーヒーを飲むことをオススメします。国立健康・栄養研究所所長の吉野純典さんという方の研究によりますと、GTPの数値が低いほど肝臓が元気だと言うことなのですが、明らかにコーヒーを飲んでいる人の方がGTPの数値が低いのです。
またアメリカで行われた12万5,000人を対象にした大規模調査では、毎日4杯以上コーヒーを飲む人はまったく飲まない人に対してアルコール性肝硬変の発症率が5分の1になるということがわかっています。
11.二日酔いに最適
コーヒーを飲むことで二日酔いの原因でもある有害物質のアセトアルデヒドを体外に排出させることができるのです。
コーヒーを飲むことで血管をカフェインが収縮させ血液循環をスムーズにし、さらに利尿作用があるから肝臓や血液中にたまってしまった毒素が外に排出されるのです。
12.アルツハイマーの予防
2009年にアルツハイマー病の専門誌である「ジャーナル・オブ・アルツハイマーズ・ディジーズ」に掲載された北欧の研究では、約1,400人から20年にわたり収集したデータを分析した結果、1日3~5杯のコーヒーを飲む人はまったく飲まない人に対して認知症またはアルツハイマー病に診断されるリスクが約65%低かったと報告されています。
研究に携わったチョプラ教授によると、カフェインを含むコーヒーが高齢者の記憶力低下を予防し、アルツハイマー病を本格発祥するリスクを下げることを示唆するさまざまな研究があるということなのです。
実験用マウスを使った研究ではアルツハイマー病の特徴の一つである「タウタンパク」の蓄積がカフェインによって抑制されることも明らかになっています。
さらにこれと同じようにパーキンソン病にも効果があると言われています。
これは体格やカフェインの耐性によって個人差があるから一概には言えませんが、1日の摂取していいカフェインの量は400mg程度と言われています。
コーヒー100mlに対して約60mgのカフェインが含まれているので、3~5杯程度が目安となってきます。飲み過ぎは逆にリスクにもなりかねないので、体と相談しながら適量を見つけることが大切になります。
最後にコーヒーのデメリット5選も軽く紹介いたします。
- 空腹時にコーヒーを飲むと胃酸が出すぎて胃が荒らされること。
- コーヒーにはタンニンが含まれているので、タンニンが鉄分と結合して体内に鉄分が吸収されるのを妨げるため、貧血になりやすくなること。
- コーヒーに含まれている「シュウ酸」という成分がカルシウムイオンと結びついてしまい、カルシウムが尿と一緒に体外へ排出されてしまうので、カルシウムの吸収も阻害されてしまうこと。
- コーヒーに含まれるポリフェノールの影響で、歯に着色が付くこと。
- コーヒーは妊婦に流産や胎児に障害を与える可能性があると言われているので、妊婦さんは気をつけた方がいいこと。
まとめ
この記事では『【コーヒー】を毎日飲み続けるとどんな効果があるのか?驚くべき事実とは?』について解説させていただきました。
コーヒーの効果って本当にすごいですよね。デメリットは少しはあるのですがメリットの大きさに比べればちょっと気をつけるだけで克服できちゃいます。
毎日のドリップコーヒーを快くお楽しみください。
最後までお読みいただきありがとうございました。感謝いたします。
少しでもあなたのお役に立てたらうれしいです。
ではまた!
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雑記ブログ(2021年9月9日17:00より)
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