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「床屋」と「美容室」ってどこがどうちがうのでしょうか?
男性が行く所が「床屋」?女性が行く所が「美容室」?
シャンプーをする時にうつ伏せになるのが「床屋」?仰向けになるのが「美容室」?
今日はそんな「床屋」と「美容室」のちがいを調べてみたので解説したいと思います。
読めばスッキリとするのでご参考にどうぞ。
【目 次】
結論!法律による業務範囲のちがいがある!
「床屋」と「美容室」は別に性別で分けているわけでもなく仰向けでシャンプーできる「床屋」もあります。
ではそのちがいは何なんでしょう?
それは法律による業務範囲のちがいがあるのです。
それはいったいどういった法律なのでしょう?
その法律とは「理容師法」と「美容師法」という法律で業務範囲がちがってきます。
日本では昔から髪をカットして揃えるのは男性で、女性は髪を結うのが一般的でした。
髪を結う女性には、髪をカットして揃えるという概念がありませんでした。
そのため男性は「床屋」に行き、女性は「美容室」に行くというイメージが日本でできあがってしまいました。
こんな法律があったの?
「理容師法」
「理容とは、頭髪の刈り込み、顔剃り等の方法により容姿を整えること」(理容師法第一条二項)
「理容師は、理容所以外においてその業をしてはならない。」(理容師法第6条第2項)
「美容師法」
「美容とは、パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により容姿を美しくすること」(美容師法第二条一項)
「美容師は、美容所以外の場所において美容の業をしてはならない」。(美容師法第7条)
つまり髪をカットするのは「理容師」の業務でパーマや化粧が「美容師」の業務と決められていて、同じ店舗で「理容師」と「美容師」が一緒に業務をすることができなかったのです。
更に1978年(昭和53年)に厚生労働省が出した「男性は美容所でカットだけを行うことは禁止」という通知です。
これは女性であれば「美容室」でカットだけしてもOKだったのですが、男性の場合は「美容室」を使う時にはパーマとカットをセットにしないと使用はNGだったということなのです。
また女性が「床屋」でパーマをすることもNGだったのです。
現代社会に合っていないとんでもない規制ですよね。
通知なので守らなかったとしても逮捕されることはありませんでしたが、行政で決められたことは基本的には守らないとダメですからね。
こんな規制が2015年6月まで続いていたなんて信じられますか?つい6年前までですよ。
2015年(平成27年)6月の法改正の規制緩和でどう変わったかと言いますと、「美容室」で男性のカットのみがOKになり、「床屋」で女性のパーマがOKになりました。
「そんなこと最初からOKにしてろよ!」って思えるくらいおかしなルールですよね。
行政の方たちの考え方ってほんとうに現代社会についてきていないように感じるのは筆者だけではないと断言します。
「床屋」と「美容室」の垣根はなくなりつつある
2015年(平成27年)6月の法改正によって男性でも女性でも「床屋」と「美容室」の好きな方を選んで利用することができるようになりました。
そうなると「床屋」と「美容室」の大きなちがいといえば何なんでしょうか?
唯一ひとつだけちがいがあるとしたら「顔剃り」ができるか「顔剃り」ができないかということだけになってきます。
- 「床屋」=顔剃りOK
- 「美容室」=顔剃りNG
それ以外は「床屋」と「美容室」の垣根はなくなってきています。
最近では「理容師免許」と「美容師免許」の両方を持つ方も増えてきました。
「理容師免許」と「美容師免許」の両方を持つことで、ますます「床屋」と「美容室」の垣根がなくなってきました。
今後は「床屋」とか「散髪屋」・「パーマ屋」というような言葉がだんだんとなくなってくるのかな?と感じています。
「ヘアサロン」や「ヘアブティック」・「カットスタジオ」などの横文字に変化してきていますからね。
そうなると少し寂しい気もしますがしかたがありません。
まとめ
この記事では「床屋」と「美容師」のちがいについてお話させていただきました。
「床屋」と「美容室」のちがいは法律による業務範囲のちがいがありました。
- 「理容」:頭髪の刈り込み、顔剃り等の方法により容姿を整えること
- 「美容」:パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により容姿を美しくすること
1978年(昭和53年)に厚生労働省が「男性は美容所でカットだけを行うことは禁止」という通知が出されました。
2015年(平成27年)6月に法改正で男性が「美容所」でカットのみでもOKになり女性が「理容所」でパーマをしてもOKになりました。
今では男性でも女性でも「床屋」と「美容室」の好きな方を選んで利用することができるようになりました。
そうなると「床屋」と「美容室」のちがいは
- 「床屋」=顔剃りOK
- 「美容室」=顔剃りNG
ということぐらいになります。
しかし最近では「理容師免許」と「美容師免許」の両方を持つ方が増えてきたため、ますます「床屋」と「美容室」の垣根がなくなりつつあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝いたします。
少しでもあなたのお役に立てたらうれしいです。
ではまた!
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