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「紹興酒(ショウコウシュ)」と「老酒(ラオチュウ)」のちがいって何なんでしょうか?
中華料理店などでもどちらも同じものと言うお店もあるのですが実際のところどうなのでしょうか?
今日はそんな「紹興酒」と「老酒」のちがいについて解説していきたいと思います。
読めばスッキリとするのでご参考にどうぞ。
基本になる醸造酒の「黄酒(ホアンチュウ)」とは?
中国のお酒には大きく分けて蒸留酒の「白酒(パイチュウ)」と果実酒の「果酒(カシュ)」そして醸造酒の「黄酒(ホアンチュウ)」の3つに分けられます。
「黄酒(ホアンチュウ)」は米や黍(キビ)などの穀類を原料にした醸造酒で、お酒の色が少し黄色い色をしているので「黄酒(ホアンチュウ)」と呼ばれています。
アルコール度数は14~18度程度で中国で最も古い歴史を持つお酒です。
この「黄酒(ホアンチュウ)」の中で特に有名なのが「紹興酒(ショウコウシュ)」と言います。
「紹興酒(ショウコウシュ)」と呼べる「黄酒(ホアンチュウ)」は醸造された場所によって呼ぶことができます。
その場所とは浙江省紹興市(セッコウショウショウコウシ)で醸造されていることが条件になります。
浙江省紹興市(セッコウショウショウコウシ)で醸造された「黄酒(ホアンチュウ)」はすべて「紹興酒(ショウコウシュ)」と名乗ることができるのです。
このように浙江省紹興市(セッコウショウショウコウシ)以外で醸造された「黄酒(ホアンチュウ)」は「黄酒(ホアンチュウ)」と呼ばれ、浙江省紹興市(セッコウショウショウコウシ)で醸造された「黄酒(ホアンチュウ)」は「紹興酒(ショウコウシュ)」と呼ばれるのです。
「老酒(ラオチュウ)」とは?
では「 老酒(ラオチュウ)」とはどんなお酒なのでしょうか?
実は「老酒(ラオチュウ)」も「黄酒(ホアンチュウ)」の一種で「黄酒(ホアンチュウ)」を3年以上の長期熟成させたもののことを「老酒(ラオチュウ)」と言います。
「黄酒(ホアンチュウ)」の醸造された場所が「浙江省紹興市(セッコウショウショウコウシ)」であれば「紹興酒(ショウコウシュ)」と呼ばれ、「黄酒(ホアンチュウ)」を3年以上の長期熟成させたものが「老酒(ラオチュウ)」と言います。
ではどうして「紹興酒」と「老酒」が混同されてしまうのか?
「紹興酒」を長期熟成させれば「紹興酒」でありながら「老酒」でもあると言うことになります。
そして日本の中華料理店などでは「紹興酒」の「老酒」が特においしくて有名になったことから、「紹興酒」と「老酒」は同じものだと混同されてしまった原因になっています。
「黄酒(ホアンチュウ)」を3年以上の長期熟成をすると「老酒」と呼びます。もちろん「紹興酒」も「黄酒(ホアンチュウ)」の一種ですので3年以上の長期熟成をすると「紹興酒」でありながら「老酒」でもあるのです。
この関係が理解できていれば3年未満しか熟成していない「紹興酒」と3年以上熟成した「老酒」は別のお酒になります。
しかし3年以上熟成した「紹興酒」は「老酒」でもあるということがわかると思います。
中華料理屋さんなどの店員さんなどがもし「紹興酒と老酒は同じ酒だ」と言っていたらぜひこの理由を教えてあげてください。
まとめ
この記事では「紹興酒」と「老酒」のちがいについてお話をさせていただきました。
- 「紹興酒」:浙江省紹興市で醸造された「黄酒(ホアンチュウ)」のこと
- 「老酒」:3年以上熟成させた「黄酒(ホアンチュウ)」のこと
なので「紹興酒」を3年以上熟成させれば「紹興酒」でありながら「老酒」でもあることになります。
もし次回おいしい中華料理を食べる機会機会があれば、長期熟成したおいしい「紹興酒」の「老酒」を味わってみてはいかがなものでしょうか?
きっと幸せなひと時を感じられると思いますよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝いたします。
少しでもあなたのお役に立てたらうれしいです。
ではまた!
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