「砂」と「泥」と「土」の違いとは何なのでしょうか?
結論から言えば「砂」と「泥」は細かく砕けた岩石の粒で、大きさによって「砂」であったり「泥」であったりします。そして「砂」も「泥」も無機物で、有機物を含んでいない状態のことを言います。
一方の「土」はと言えば、「砂」や「泥」に有機物が混ざったもののことを言います。そしてこの「土」は地球上の表面部分だけに存在しているのです。
今回はそんな「砂」と「泥」と「土」の違いについてもう少し詳しく解説させていただきたいと思います。
読めばスッキリとするのでご参考にどうぞ。
こんばんは!たかぼんブログドットコムのたかぼんです。
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「砂」とは?
「砂」とは一般的にサラサラとした乾燥した「土」というイメージがあり、砂漠や海岸などのサラサラとしていて乾燥しているものが「砂」と考えられています。
しかし地質学的には「砂」と「土」はまったく別物です。「砂」は無機物ですが「土」は有機物です。
「砂」の地質学上の定義では、大きさが1/16mmから2mmの「岩石の粒」のことを言います。
無機物である岩石が粒になったものが「砂」で、やはりその「砂」も無機物です。しかし「土」は有機物です。そのために地質学上では「砂」と「土」はまったく別物だということになっています。
「泥」とは?
「泥」は「土」に水分が多く含んでぬかるんだもののように思われているかも知れませが「泥」と「土」はまったく別物です。「泥」は無機物で「土」は有機物です。
「泥」とは地質学上の定義では、大きさが1/16mm以下の「岩石の粒」のことを言います。
「泥」には更に詳細に分けて別の2つの呼び方があります。
大きさが1/256mm以下のものを「粘土」と言い、大きさが1/256mmから1/16mmまでのものを「シルト」または「沈泥(ちんでい)」と言います。
「泥」は粒子が細かく水に溶けやすい性質があります。その為「泥」は水分を多く含んだ「土」だと勘違いされやすい原因になっています。
「土」とは?
「土」とは「砂」や「泥」に落ち葉や倒木などの腐敗した植物や生物の死骸・微生物などが混じり合ってできあがったものです。「土」の中で育つミミズも「土」の中の微生物を食べて育っています。
「土」は有機物なので無機物である「泥」や「砂」などとは地質学上では区別されています。
「土」は「砂」に比べて保水力があり「有機物」が含まれているため、植物などが育ちやすくなっています。
まとめ
この記事では「砂」と「泥」と「土」の違いについて解説させていただきました。
- 砂:大きさが1/16mmから2mmの岩石の粒のこと
- 泥:大きさが1/16mm以下の岩石の粒のこと
- 土:「砂」や「泥」に有機物が混じり合ったもののこと
簡単にまとめてみるとこうなります。
ちなみに地質学上で大きさによって分けられている無機物の「砂」や「泥」などの大きさは下記の通りになっています。
- 石:75mm以上
- 礫(れき):2mmから75mm
- 砂:1/16mmから2mm
- 泥(シルトまたは沈泥):1/256mmから1/16mm
- 泥(粘土):1/256mm以下
現在では地球上の「土」が減少傾向にあり、徐々に砂漠化が進んでいってしまうという現象が起こっています。
広大な砂漠には水分が行きわたらないために生物が生きられない状況です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝いたします。
少しでもあなたのお役に立てたらうれしいです。
ではまた!
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