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暦の上で日曜日を除く休日のことを「祝日」や「祭日」・「祝祭日」と言いますがそのちがいとは何なのでしょうか?
今回は「祝日」と「祭日」と「祝祭日」のちがいについて調べてみたので解説していきたいと思います。
読めばスッキリとするのでご参考にどうぞ。
「祝日」とは?
「祝日」の正式な名称は「国民の祝日」と言い、法律で定められている日曜日を除く休日のことを指します。この法律は1948年(昭和23年)7月20日に施行されました。
日本は世界的に見て祝日が多いのか?それとも少ないのか?どちらなのでしょう?
実は世界で一番祝日が多い国はインドとコロンビアで年間18日の祝日があります。
3位が日本・韓国・タイ・レバノンの16日です。日本では2016年(平成28年)にできた「山の日」が祝日になったおかげで世界第6位から3位に上がりました。
祝日は「1月1日」の「元日」から始まり「11月23日」の「勤労感謝の日」まで1年間に計16日あります。
1年間の16日の祝日は以下の通りです(オリンピックの関係で2020年および2021年は例外)。
- 1月1日【元日】
- 1月第2月曜日【成人の日】
- 2月11日【建国記念の日】
- 2月23日【天皇誕生日】
- 3月20日もしくは21日【春分の日】
- 4月29日【昭和の日】
- 5月3日【憲法記念日】
- 5月4日【みどりの日】
- 5月5日【こどもの日】
- 7月第3月曜日【海の日】
- 8月11日【山の日】
- 9月第3月曜日【敬老の日】
- 9月22日もしくは23日もしくは24日【秋分の日】
- 10月の第2月曜日【体育の日】
- 11月3日【文化の日】
- 11月23日【勤労感謝の日】
ちなみに「元旦」という表現は「1月1日の朝」のことを指すので、祝日としていう場合は「元日」という表現が正解です。
上記の祝日と日曜日が重なった場合はその後に来る「最初の平日」が「振替休日」となります。
なぜ「翌日が振替休日」と言わずに「最初の平日が振替休日」という言葉を使うのかと言うと、例えば5月3日が日曜日だと仮定した場合であれば、4日も5日も祝日なので6日の水曜日が振替休日になるからです。
また前後を祝日にはさまれた平日は「国民の休日」となります。
以前は5月4日が祝日ではなかったので、毎年5月4日が国民の休日であり振替休日でもありました。
現在、国民の休日が適用される可能性があるのは「敬老の日」の2日後に「秋分の日」が来た場合のみに限られています。これは毎年ではなく数年に1度しかありません。
例えば9月21日が敬老の日で9月23日が秋分の日になると仮定した場合、下記のとおり9月19日土曜日から23日水曜日までの5連休となります。
- 9月19日(土曜日)
- 9月20日(日曜日)
- 9月21日(敬老の日)
- 9月22日(国民の休日)
- 9月23日(秋分の日)
「祭日」とは?
「祭日」とは宗教上において重要となるもので、特に皇室の祭祀(さいし)を行う日のことを言います。
ですので「国民の祝日」のことを「祭日」と言われたりもしますが、厳密にいうと「国民の休日」は「祭日」には当たりません。
祭日の一部の具体例には次のようなものがあります。
- 1月3日(元始祭"げんしさい")
- 2月11日(紀元節祭"きげんせつさい")
- 4月3日(神武天皇祭"じんむてんのうさい")
- 10月17日(神嘗祭"かんなめさい")
- 11月23日(新嘗祭"にいなめさい")
この他にも期日の定まっていない祭日もいくつか存在しました。
これらの日は1908年(明治41年)に皇室祭祀令(こうていさいしれい)として明治政府が国家の休日に指定されました。
祭日は1947年(昭和22年)まで存在していたため「祭日=休日」というイメージが今でも残っているのはこの当時のなごりだと思います。
特に筆者もそうなのですが、昭和生まれの方々にとっては「祭日」という言い方は親しみ深い言い方ではないでしょうか?
「祝祭日」とは?
「祝祭日」とは祝日と祭日を掛け合わせた言葉で、正式には「祝日大祭日」と言ってそれを縮めて「祝祭日」というようになったという経緯があります。
1908年(明治41年)~1947年(昭和22年)の間には「皇室の祭祀を行う日」を祭日とし、「国家の記念日の儀式を行う日」を祝日とされていました。
これらを合わせた日が休日とされていて、それらをまとめた言葉が「祝日大祭日」と言われ縮めて「祝祭日」と呼ばれていました。
1947年(昭和22年)に皇室祭祀令が廃止される直前の「祝祭日」の12日は以下の通りになっていました。
- 1月1日(四方節"しほうせつ")祝日(現在の元日)
- 1月3日(元始祭"げんしさい")祭日
- 1月5日(新年宴会"しんねんえんかい")祝日
- 2月11日(紀元節祭"きげんせつさい")祭日(現在の建国記念の日)
- 3月20日もしくは21日(春季皇霊祭"しゅんきこうれいさい")祭日(現在の春分の日)
- 4月3日(神武天皇祭"じんむてんのうさい")祭日
- 4月29日(天長節"てんちょうせつ")祝日(現在の昭和の日)
- 9月22日もしくは23日もしくは24日(秋季皇霊祭"しゅうきこうれいさい")祭日(後の秋分の日)
- 10月17日(神嘗祭"かんなめさい")祭日
- 11月3日(明治節"めいじせつ")祝日(現在の文化の日)
- 11月23日(新嘗祭"にいなめさい")祭日(現在の勤労感謝の日)
- 12月25日(先帝祭"せんていさい"大正天皇祭とも言う)祭日
まとめ
この記事では「祝日」と「祭日」と「祝祭日」のちがいについてお話してきました。
- 「祝日」=現在の法律で定められている「国民の祝日」のこと
(1948年(昭和23年)7月20日に施行) - 「祭日」=皇室の祭祀(さいし)を行う日のこと
(1947年(昭和22年)廃止) - 「祝祭日」=皇室の祭祀を行う「祭日」と
国家の記念日の儀式を行う「祝日」を
掛け合わせた「祝日大祭日」を
縮めた言葉(1947年(昭和22年)廃止)
また週休2日制が定着してきて2000年(平成12年)から「成人の日」「海の日」「敬老の日」「体育の日」が特定の月曜日に変わり3連休となりました。
これを「ハッピーマンデー制度」と言います。
2016年(平成28年)にできた「山の日」も「海の日」と同様にゆくゆくは「ハッピーマンデー制度」に変わる可能性もあると思います。
余談ですが12月23日の「平成天皇の誕生日」がどうなるのかも注目したいところです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝いたします。
少しでもあなたのお役に立てたらうれしいです。
ではまた!
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