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「山」と「丘」のちがいって何なのでしょう?
大きさのちがい?それとも形のちがい?それとも自然にできたものと人工的に作ったもののちがい?
今回は「山」と「丘」のちがいについて解説していきたいと思います。
読めばスッキリとするので最後までお付き合いよろしくお願いいたします。
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「山」とは?
「山」とは「周囲よりも高く盛り上がった地形」のことを言います。
読み方は「やま」で音読みでは「さん」や「ざん」と読まれています。
日本一標高が高い山は「富士山の剣ヶ峰」で標高が3,776mにもおよびます。
「山」と「丘」のちがいは一般的には「山」の方が高く盛り上がっていると言われていますが、実際には「山」と「丘」のちがいに明確な基準はありません。
現に日本で一番低いと言われている「山」は宮城県仙台市宮城野区蒲生にある標高3mの「日和山(ひよりやま)」です。
「日和山」は「築山」と呼ばれる人工で作られた「山」です。人工で作られた山でも地形図には「山」として載るのです。
「日和山」はたった標高3mで「山」として認められているのですが、これは通常の「丘」よりもはるかにに低い「山」って感じがしますよね。
自然の山で日本一低い「山」は徳島県徳島市にある「弁天山」で標高は6.1mです。
何m以上が「山」で何m以下が「丘」という、高低での明確な基準がないので「山」と「丘」のちがいはあいまいになっています。
また周囲よりも高く盛り上がった地形が「山」なので、海底にも「山」は存在することになります。もちろん海底火山も「山」です。
世界一標高が高い「山」は「エベレスト(標高8,848m)」ですが、山のふもとから山頂までの高さが世界一高い「山」はハワイの「マウナ・ケア(標高4,205m」」と言われています。
どういうことかと言いますと標高では「エベレスト」が一番高いのですが、「マウナ・ケア」の山のふもとは海底にあるからなのです。
「マウナ・ケア」の海底の山のふもとからの高さはなんと10,203mで「世界一高い山」として認定されています。
「丘」とは?
「丘」とは「小高い土地」のことを言います。
読み方は「おか」で音読みでは「きゅう」と読まれています。
「丘」の文字は「小高い土地=おか」という象形文字になっています。
一般的には「丘」は「山」よりも低く傾斜も穏やかだとされていますが「山」と同様で何m以上が「山」で何m以下が「丘」というような明確な基準はありません。
国土地理院でも「山」と「丘」のちがいは「はっきりしない」とされています。
先ほども言いましたが日本一低い「山」は標高3mの「日和山」です。
「日和山」は東日本大震災の前までは標高6.05mあったのですが地震の際に地盤沈下や津波の影響で標高が3mとなり「日本一低い山」に認定されました。
それまでは標高4.5mの大阪市の「天保山(てんぽうざん)」が日本一低かったのですが東日本大震災の後で「日和山」が「日本一低い山」として逆転したということです。
それにしても「天保山」の風景の写真を見て「どこが山やねん!」という感じがしますが・・・。
逆に日本一高い「丘」は山梨県の「清里の丘」で標高1,150m位になります。
もはや「丘」ではなく「山」以上の高さです。
「山」と「丘」の決め方とは?
それでは「山」と「丘」はどのようにして決められているのでしょうか?
国土地理院が地形図に「山」または「丘」として記載する条件は下記の3つであるとされています。
- 地元住民が「山」または「丘」のどちらで呼んでいるのか
- 地元自治体がその呼称を公式名称としていること
- 国土地理院が記載について妥当と判断すること
要するに「山」と「丘」の明確な基準はなく、地元で「山」または「丘」のどちらで認識されているかが一番大事な事柄になってきます。
まとめ
「山」と「丘」のちがいについてお話させていただきました。
- 「山」とは「周囲よりも高く盛り上がった地形」のこと
- 「丘」とは「小高い土地」のこと
一般的には「山」は「丘」よりも高く傾斜が急だとされていますが、「山」と「丘」の明確な基準はありません。
国土地理院が認める基準は、地元で「山」または「丘」のどちらで認識されているかが大きなポイントとなっているようです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝いたします。
少しでもあなたのお役に立てたらうれしいです。
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