家畜の鶏には採卵用の鶏と食肉用の鶏があります。
採卵用の鶏は文字通り卵を生産する鶏のことで卵を産み終えたら「親鶏」という種類の鶏肉になります。
日本では最初から食肉用として飼育された鶏の中に「ブロイラー」「銘柄鶏」「地鶏」と3種類に分類されています。
中でも全国各地で大半に出まわっている鶏はブロイラーです。
スーパーでよく見かける若鶏というやつです。
ではブロイラー・銘柄鶏・地鶏の3種類って何がどうちがうのでしょうか?
今回は食肉用の鶏について解説していきます。
こんばんは!
たかぼんブログドットコムの
たかぼんです。
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ブロイラーとは?
まずブロイラーとは何なのか?ブロイラーという言葉は聞いたことがあるけどはっきりと理解できている方は意外と少ないです。
もちろんブロイラーという鶏の品種が存在するわけではありません。
具体的な品種で言うと「チャンキー」「コッブ」「アーバーエーカ」などの品種が主なものです。
ブロイラーとは簡単に表現してしまうと「短期間で出荷ができる食肉用の若鶏」のことを言います。
要するに短期間で急成長させる狙いで改良された品種の鶏のことです。
元々ブロイラーはアメリカで開発されて日本へは戦後になってから導入されました。
通常の鶏であれば成鶏までに4~5ヶ月かかるところを40日~50日で成鶏の大きさに達するように徹底された改良が繰り返されました。
過去50年間で成長率が1日25gから今では100gにも上がってきています。
ブロイラーの鶏は日本国内だけでも年間に6億羽も出荷されていますが、それでも輸入に頼る部分も多いのです。
ブロイラーの世界の主な生産国はブラジルや中国・タイ・アメリカなどです。
銘柄鶏(ブランドチキン)とは?
はっきりとした条件が定められている地鶏とは違い、銘柄鶏には特にこれと言った定義はありません。
銘柄鶏はブロイラーと違って、美味しさを求めて飼料や飼育期間を工夫して、こだわって育てています。
つまり地鶏の条件には当てはまりませんがブロイラーよりこだわって作られている鶏が銘柄鶏だということになります。
銘柄鶏はブロイラーで使われている品種と同じ品種の「若鶏系」と、それ以外の「赤鶏系」があります。若鶏系の場合はブロイラーにカウントされることもあります。
地鶏とは?
地鶏と認められるにははっきりとした条件を満たす必要があります。
その条件とは
- 在来種の純系もしくは在来種を片親か両親に使っているものであること。
- 飼育期間が75日以上であること。
- ふ化から28日以降は平飼い(鶏舎内または屋外において鶏が床面(地面)を自由に運動できるようにして飼育する方法)で1㎡あたりに10羽以下で飼育すること。
この3つの条件を満たしている鶏が地鶏と呼ぶことができます。
地鶏はギュウギュウ詰めで飼育されたブロイラーとちがって大切に育てられています。
健康状態もよくストレスも少なくのびのびと育っているので肉質がブロイラーとはあきらかにちがいます。
ブロイラーのお肉は淡白で香りが少ないのですが地鶏は驚くほどいい香りがします。
国内産の鶏肉の中で地鶏肉はわずか1%しか生産されておらず、その分価格もブロイラーの5倍から6倍のお値段がつけられています。
まとめ
「鶏肉」とは文字通りニワトリの肉のことをさしますが、「鳥肉」と書いた場合はニワトリだけではなく「鴨」や「七面鳥」などの他の鳥も含めた肉のことを言います。
どちらも同じ意味にとらわれがちなのですが、鶏肉はニワトリの肉だけをさしていることを覚えておいてください。
記念日などに食べる鶏肉はブロイラーではなく少し高額ですがおいしい鶏肉を食べてみてはいかがでしょうか?
いろんなお酒にも合うしご飯のおかずにしてもおいしいですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝いたします。
少しでもあなたのお役に立てたらうれしいです。
ではまた!
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