「カカオ」と「ココア」と「チョコレート」、すべて知っているものだと思いますが、明確な違いを説明しようとするとなかなか難しいものです。
というわけで今回は「カカオ」と「ココア」と「チョコレート」の違いについて解説させていただきたいと思います。
読めばスッキリとするのでご参考にどうぞ。
こんばんは!たかぼんブログドットコムのたかぼんです。
はてなブログを開設してから512日・495記事目・437日連続の投稿になります。
【目 次】
「カカオ」と「ココア」の違い
「カカオ」と「ココア」の違いは加工されているかそうでないかの違いがあります。
「カカオ」とは
「カカオ」とは西アフリカや東南アジア・中南米などの高温多湿な地方で栽培されるアオギリ科の常緑高木のことを指します。
「カカオ」の果実の中には20個~60個ほどの種子があります。この種子のことも「カカオ」と呼んだり「カカオ豆」と呼んだりします。
この「カカオ」の種子が「ココア」や「チョコレート」などの原料となっています。
「ココア」とは
「カカオ」の種子の外皮と胚芽を除いた胚乳を発酵や乾燥・焙煎・磨砕したものを冷却してかたまりにしたものを「カカオマス」といいます。その「カカオマス」から「ココアバター」を抽出して取り除いたかたまりを砕いて、粉末状になるまで細かく砕いたものが「ココア」と言います。
そして「ココア」の粉末に水やミルク・砂糖などを加えて溶かして煮た「ドリンク」のことも同じく「ココア」と言います。
つまり「カカオ」はアオギリ科の植物のこと、またはその種子のことを指し、「ココア」は「カカオ」の種子を加工したもののことを指します。
「ココア」と「チョコレート」の違い
「ココア」と「チョコレート」の違いは作る工程にあります。
先ほども少し書きましたが「カカオ」の種子の外皮と胚芽を除いた胚乳を発酵や乾燥・焙煎・磨砕したものを冷却してかたまりにしたものを「カカオマス」といいます。
ここまでは両方とも同じ工程で作られています。
「ココア」の作り方
「カカオマス」から「ココアバター」を抽出して取り除いたかたまりを砕いて、粉末状になるまで細かく砕いたものが「ココア」といいます。この時に抽出された「ココアバター」は「チョコレート」の原材料として使われます。
「チョコレート」の作り方
「カカオマス」に更に「ココアバター」や砂糖・ミルクを加えて長時間練り上げます。
この時にチョコレートらしい芳ばしい香りが生まれます。
なめらかに練り上げたら型に流し込んで冷却して固めます。それを型から外せばチョコレートのできあがりです。
ちなみに「カカオマス」の分量を多めにして砂糖やミルクを少なめにすると「ビターチョコレート」になり逆に「カカオマス」の分量を少なめにして砂糖やミルクを多めにすると「ミルクチョコレート」になります。
「ココア」と「ホットチョコレート」の違い
それでは「ココア」と「ホットチョコレート」の違いとはどうなんでしょうか?
実は「ココア」と「ホットチョコレート」の違いは明確には決まっていません。
一般的に「ホットチョコレート」はチョコレートを温かい牛乳などに溶かした飲み物のことをいい、「ココア」は「ココアパウダー」をお湯や牛乳などに溶かして砂糖で甘みをつけた飲み物のことをいうイメージがあります。
しかしお店によれば「ココアパウダー」から作るものを「ホットチョコレート」と呼ばれているお店もあります。
これはお店によって違っているので「ホットチョコレート」をオーダーする際には店員さんにどうやって作っているのかを尋ねてみるのもいいかも知れませんね。
まとめ
この記事では「カカオ」と「ココア」と「チョコレート」の違いについて解説させていただきました。
- カカオ:高温多湿な地方で栽培されるアオギリ科の植物のこと、またはその種子のこと
- ココア:「カカオマス」から「ココアバター」を抽出して取り除いたかたまりを砕いて、粉末状になるまで細かく砕いたもののこと
- チョコレート:「カカオマス」に更に「ココアバター」や砂糖・ミルクなどを加えて長時間練り上げて固めたもののこと
簡単言うとこうなります。
「カカオ」を原料にして作られている「ココア」や「チョコレート」は本当においしいですよね。
こんな記事を書いているとだんだんとチョコレートを食べたくなってきました(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝いたします。
少しでもあなたのお役に立てたらうれしいです。
ではまた!
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